『重要事項説明書』って知っていますか?
重要事項説明書とは、不動産の取引において宅建業法の規定で、契約成立までの間に説明をすることが義務づけられた不動産の重要な事項を説明する書類のことです。
これは買主が取引内容を十分理解し、納得した上で売買契約を締結することを目的としている書類になります。
では、契約成立までの間に説明をすることが義務づけられているこの重要事項説明のタイミングはいつがいいのでしょうか?
それは、契約日以外の日!!
決して、契約書にサインをするその日に説明を受けない様、心掛けなければなりません。
それは何故か?
通常、不動産業界では契約書にサインする直前に重要事項説明がされることが多いようです。この様に直前に説明が行われると、買主は、よく契約の内容を理解しないままサインしてしまうことが多いのです。
一旦サインをしてしまえば、契約内容を承諾したことになるため、後から問題が発生したとしても、『聞いていない』、『わからなかった』では済まされなくなります。
よって、契約日以外に時間が取れなくとも、不動産会社に重要事項説明書のコピーをもらったりして事前に目を通してある程度理解しておく必要があるのです。
書面の一部を理解していなかった、見ていなかった為に後悔している人は案外多いです。業者まかせにせず、自分でチェックする必要もあると思います。
この重要事項説明ができる人はある有資格者のみとなっています。その資格者とはどんな資格になるのでしょうか!?
宅地建物取引士 です。
不動産売買における重要事項の説明は、宅地建物取引士が資格証提示の上、口頭で説明しなければならない事になっています。
ここで注意したい点を一つ。重要事項説明書の作成者及び説明予定者と、実際に説明をする者が異なっている場合、これは特段問題ありません。
資格証提示の確認はしっかり行って下さい!
重要事項説明を受ける時には・・・
①事前に目を通す
②不明な点はクリアにする
③内容を理解しないまま契約しない
この3点を頭に叩き込んで重要事項説明に望みましょう。