木造住宅の工期はどれくらい みておけばよいでしょうか・・・
住宅購入を考えた時、計画段階から引き渡しまでのスケジュールをある程度考えまる必要があります。そしてスケジュールを立てたときに、最も時間を要するものが、“工期”だと気づくはずです。
ここで、住宅を完成させるためにかかる時間“工期”はどれくらいみておけばよいか、悩んでしまうかもしれません。
木造住宅の工期を考えたとき、一概に何ヶ月、何日ということは非常に難しいのです。それはこんな点から言えます。
1.工法による違い・・・例えば、木造でしたら木軸在来工法、2×4工法、木質パネル工法と様々な工法があり、工法により工期が変わってきます。
2.施工会社の違い・・・ハウスメーカー、工務店によって、又は商品によっても変わってきます。
3.建物の規模の違い・・・施工面積が広くなればそれだけ施工日数は掛かってきます。
4.販売形態の違い・・・注文住宅、建売住宅又は建築条件付きかで工期は変わってきます。
こうした点が木造住宅の工期がどれくらいかかるのか難しくさせている点なのかもしれません。
一般的に、2階建ての木造住宅で延べ床面積30~35坪程度でしたら、約4ヶ月を目安としてすればいいと思います。
木造戸建て住宅の場合、施工会社の違い及び販売形態等による違いからおおよそ分類できますので参考にして下さい。
◇ハウスメーカーの注文住宅・・・3~4ケ月
◇地元の工務店の注文住宅・・・4~5ヶ月
◇建築条件付き及び建売住宅・・・3ヶ月前後
◇ローコスト住宅・・・2~3ヶ月
◇プレハブ住宅・・・2~3ヶ月
上記の様に、ローコスト住宅とかプレハブ住宅と言われるものはやはり工期が短いと言えます。ローコスト住宅は、経費をかけないところからローコストを実現しているので工期をかけていては成り立ちません。プレハブ住宅は工場生産部分が多いので工期が短くなってきます。
工期が短い住宅は、何かと品質はどうなのかという不安もつきまといます。住宅の品質は、しっかりとした管理がされていたかどうかで大きく変わってくるものです。よって工期が短いからといって一概に品質が低いとは言えない住宅も中にはあります。
しかし、個人的には2ケ月程度で建つ住宅は、やはり心配です。さまざまな諸条件により変わってきますが、一般的な木造住宅の適正工期としては4ケ月を目安にしておくといいでしょう。