土地探しをする場合、1社の不動産会社だけでなく、2社、3社と訪問し土地探しを始める方は多いことでしょう。
こうして複数の不動産会社を回っていると、「この物件、この前行った不動産屋でも紹介されたなぁ~」という経験をこれからするかもしれません。
こうした事象が起こるのは、土地等の不動産情報は、 “レインズ”という不動産流通機構のコンピューターネットワークシステムに登録され、多くの不動産会社に情報が共有されているためです。(すべての物件が登録されている訳ではありません)
よって、同じ物件を別の不動産会社から紹介されることは、珍しくないのです。そして同じ物件の資料を複数の不動産会社からもらうだけならば、特に問題はありません。
しかし、気に入った物件を実際に案内してもらった段階(内見)からは今までの様には行きません。
例えば、A社で気に入った土地Xの内見をしたとしましょう。その後、もっといい土地はないかとB社を訪問し、「ここなんてどうですか?」と何気なく内見した土地が同じ土地Xだったとします。
その後、その土地Xを購入したいと思った時の意思表示は、基本的にA社にしなければならないのです。B社の担当者の対応がよくB社で契約したいと思ってもそれは難しいのです。
こうした状況に陥らないためには、内見前にしっかり物件情報を確認し、内見がカブらないよう注意することです。簡単なことなので実践しトラブル防止に努めましょう。
また、複数の不動産会社で紹介されている物件を検討する場合、
・いつから情報が出されているか?
・価格の訂正等が行われたか?
をチェックしてみて下さい。
不動産業界は“仲介手数料”で成り立っています。よって、直ぐに売れそうな物件は他社には情報を提供しないものです。よって販売開始から時間がある程度経過した土地や価格を下げた土地は、訳ありの物件である可能性が大いにあります。
様々な情報を得ながら、土地購入を成功させましょう!