これから土地を探そうと思っている方の中に、土地探しの最中に傾斜地を造成した土地に出会う機会がある方がいるかもしれません。
こうした傾斜地を造成した土地に住宅を建てる場合、一般の土地と比べ注意が必要となってきます。
造成の仕方により、傾斜地は2パターンの土地に分けることができるのではないかと考えます。
下図におけるA・Bそれぞれの部分の名称は、
A 切土(きりど)
B 盛土(もりど)
といいます。
特に B のような土地は十分な調査をしてから購入されることをお薦めします。
切土・・・地山の土を削りとった部分となり、一般的に切土をした土地は地盤の強度は高いと考えてもいいでしょう。
盛土・・・土がなかった部分を埋立てた部分となり、転圧などの締め固めが悪いと不同沈下の原因となります。地盤を改良するなどの処置をしなければならない場合は、費用がかかります。造成時の土に草や木の根などが混入した場合、地盤沈下の原因になることも考えられます。
傾斜地を造成した場合は、切土による土地なのか?盛土による土地なのか?最低その部分の調査は必要となってくる訳です!!