土地探しをしていると国道や県道といった大通りの土地に出会うことがあるかもしれません。
“国道沿いの土地”と聞くと、真っ先に騒音や排気ガス、粉塵などが気になるという方が多いのではないでしょうか?
国道沿いの土地は、国道の道路幅員(巾)や道路が土地のどの方角に付いているかという条件によって大きく特性が変わってくるので、あらかじめ考えられるデメリットを把握しておけば購入の判断材料にできます。
国道沿いの土地でのこんなデメリットにも注意してみて下さい。
【信号が近くにある場合】
・車の駐車が思うようにできないためストレスを感じる。
・ブレーキ音や加速によるエンジン音が大きい。
・排気ガスやブレーキダストによる建物や洗濯物への汚れ。
・信号待ちの車からの視線が気になることも。
【大型車の通行が比較的多い場合】
・騒音よりも振動が気になることがある。
・長期的な振動により建物に影響を与えることも考えられる。
【道路が南面にある場合】
・排気ガスやブレーキダストによる建物や洗濯物への汚れ。
・庭が南だと人目が気になりやすく、有効利用できないことも。
・渋滞が発生しやすい道路では車からの視線が気になる。
【周囲に高層建物がある場合】
・騒音の反響により、防音ガラスへ変更する必要性も。
といったデメリットが存在します。
特に、生活の拠点となるLDK等の居室が設置されやすい南面に国道があると、排気ガスや騒音、プライバシーの影響を受けやすく、逆に北面に道路がある場合、影響は受けにくい傾向があります。
道路付きをしっかり考えて土地を選ぶ必要性があるのです。
地域や道路により上記のデメリットがあったりなかったりというケースも考えられます。“国道沿いの土地”を考えた場合にも、現地に出向いて確認することが必須です。
また、こんな点も・・・
基本的に国道や県道の側溝には宅内の雨水排水ができません。
他の道路や水路等、雨水の排水先があるかどうかの確認も併せて必要です。排水先が無ければ宅内で処理する排水方法もありますが、宅内排水は長い目でみると、排水機能が低下する可能性もあり、あまりお薦めする方法ではありません。