不動産広告は信用できる のでしょうか?
週末ともなると新聞折り込みチラシの中に不動産広告が数多く入ってはきませんか?
こうした不動産広告には、いくつかの形式があります。「写真やパースなどを載せたもの」、「物件ごとに細かく区切ったもの」、「文字情報だけのもの」。
これらの形式にはそれぞれ意味があるようです。それぞれの意味を知っておかないと意外な落とし穴にはまってしまうこともあるかもしれません。
土地の広告にもかかわらず、下図のような外観パースや写真、そして部屋の間取り図まで入った広告を見たことはないですか?これには色々と理由があるのです。
その理由とは・・・こうしたパースなどが入ったものは、「建築条件付き」の広告だったのです。
建築条件付きということで建物パースを入れることで、消費者に対し想像しやい様、また注目されやすい様、広告を作っているものです。また土地だけの価格を表示できることもあり、建物が入っていれば「えっ!?安い?」なんて思わせる効果を狙っているのかもしれません。
次は、土地の平面図です。
こうした形状のよい土地の図面だけ記載されている場合は注意が必要となってきます。
では、形状の良い図面のみを載せた土地にはどんな注意点があるのでしょうか?
・南側に大きな建物(高い建物)があるかもしれない。
・隣地(東西北側)の建物が境界ギリギリに建っているかもしれない。
・隣地(北側)が崖や川になっていて下がっているかもしれない。
・道路より一段高くなっているかもしれない。
・道路が急勾配かもしれない。
・土地自体傾斜しているかもしれない。
などの注意点が挙げられます。
こうして、建物パースや写真を載せることができない土地の可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
間取り図が載っている場合には方位を注意して下さい。不動産広告では見やすさを優先しますから必ずしも上が北とは限りません。
こういった点に注意しながら不動産広告を見てもらえば、広告によくある落し穴にはまることはないでしょう。