Q.土地だけで住宅ローンは組めますか?
A.家づくりを考えている方の中には、あなたと同じように先に土地を購入して、しばらくしてから家を建てたいという人もおみえです。気に入ったよい土地が見つかったら、先に購入しておきたいものですよね。
しかし、以前ほとんどの金融機関では、土地だけで住宅ローンを組むことは簡単ではなかったようです。それは、「土地+住宅でローンを組む」という絶対条件が存在していたからなんです。
融資したお金が他の目的で利用されないことが確実でなければ、審査が通らないのです。
とはいっても、最近はほとんどの金融機関で土地先行取得ローンが用意されており、住宅ローンとして取扱いができます。
例えばある都市銀行では、『土地購入から一年以内に住宅を建てること』という絶対条件付きでローンを組むことが可能です。ほとんどの都市銀行はこうした条件が付くようです。
一方、地方銀行は条件が比較的緩く、『土地購入後、○年以内に住宅を建ててください』というケースが多いのです。一度地方銀行にあたってみてはいかがでしょうか?
では、地方銀行では、一般的に土地購入後、何年以内に住宅を建てるという条件であれば融資してくれるのか?
それは 2年 となります。(※金融機関により変わってきます)
土地だけ購入する場合、以下の点に注意してください。
住宅ローンの控除が受けれない・・・土地を先に購入して、二年以内に住宅を建て住めるようにしなければ住宅ローンの控除の対象外となります。控除を受けないということであれば問題はありません。
住宅の規模を金融機関に説明しなければならない・・・総額、建物の規模、工期、完成時期が不明では融資してくれません。面積の変更が大きくなければ、間取りの変更は影響しないでしょう。
ローンが借りれない土地がある・・・ローンを借りるということはその土地を担保に入れるということです。もしもローンが返済できなくなったら、その土地を差し押さえて売却し、融資額を回収しなければなりません。こうした理由のもと売れない物件や値下げしないと売れない物件は融資をしてくれないケースがあるのです。それがどんな土地かというと『住宅が建築できない土地』となります。
土地だけ先に購入しようとするならば、この様な点に注意しながら土地購入を進める必要があります。