住宅ローンの返済計画を行う際、特に注意する点と言えば、
・毎月の返済可能額がいくらになるのか?
・住宅ローンの返済期間を何年に設定するか?
という点になります。
住宅ローンの返済期間については、民間融資機関、フラット35共に住宅ローンの融資条件に利用できる方の年齢制限があります。
例えば、民間融資期間で、“返済期間35年”、“ ローン完済時年齢75歳未満”という融資条件が決められた住宅ローンのケースでは、40歳以上の方は35年返済のローンを組むことができないということになります。
返済期間を決める場合は、定年時に完済できるように返済計画を立てることが一般的です。しかし、いつまでに完済したいかは人それぞれ違うでしょうから、将来のライフプランをじっくり検討しなければなりません。
現在26歳のあなたは、住宅ローンは定年時の60歳までに完済したいと考えています。完済するまでの“34年ローン”という住宅ローンを組むことはできると思いますか?
正解は、「できる」です。
民間融資期間の住宅ローンの返済期間は、資料等に10年、25年、35年と5年刻みで表示されているため、その期間でしか住宅ローンを組むことができないと思っている方が多いようです。しかし、住宅ローンの返済期間は利用者が自由に設定できるようになっているのです。
では、フラット35ではどうかといいますと、返済期間が15年以上であれば15年から35年の間で返済期間を設定することができます。
『総返済額を少なくするためには返済期間は短くした方がよい』という情報を目にしますが、住宅ローンの早期完済を目的に返済期間を短く設定してしまうと、毎月の返済額が増加してしまいます。
日々の生活が苦しくなってしまっては、“家づくり”が良かったのか?悪かったのか?悩んでしまうかもしれません。そうならないためには、早く返済したいという思いは持っていても、毎月余裕のある返済計画を立て実行していくことが重要になってくるのです。
住宅ローン = 返済可能額/月 がいくらになるかを重要視しましょう!!