注文住宅や建築条件付き住宅の場合、住宅ローンの承認と建築確認申請が許可されればいよいよ着工です。
工事がはじまったからといって安心してしまうのは一番いけません。工事期間は一般的に4ヶ月~5ヶ月程度。その期間、何度も現場に足を運び、工事の進捗度や出来映えのチェックを行うことが施主の務めとなります。
ハウスメーカーや工務店まかせておけば、あなたが考える家づくりができる訳ではありません。工事期間中にどれだけ関わることができたかで大きく家づくりの満足度は変わってくるとは思いませんか?
今日は、最低このポイントだけは押さえて欲しい4つの工程を紹介します。工事が始まったらぜひチェックたいポイントとなります。
1.基礎工事(鉄筋工事完了時)
2.基礎コンクリート工事(コンクリート打ち時)
3.木工事(上棟完了時)
4.木工事(断熱材完了時)
いくら、重要なポイントがわかったて現場に行っても、素人がチェックできることは限られてしまいます。こうして現場でチェックをする時には、現場監督に同席してもらい、質問をしながら各箇所のチェックおこなうといいでしょう。
疑問に思ったことや、打合せしたことは必ず文書化しておくことも忘れてはいけないことです。また写真をとって記録を残せば家づくりの思い出にもなります。そして、万が一トラブルとなった時にはその資料が役立ってきます。
木造住宅の工事の流れは一般的にこんな感じです。
・基礎工事→仮設工事→木工事(建て方)→屋根・外壁工事→内装工事
工事の流れを知り、しかるべきポイントでチェックが行えるよう施工会社と綿密な打合せを行いましょう。
工事中にチェックしたい4つのポイントがどの段階かを含めた流れは以下のようになります。
基礎工事→1.鉄筋完了→2.コンクリート打ち→仮設工事→木工事(建て方)→3.建て方完了→屋根・外壁工事→4.断熱材→内装工事
こうして最低でもチェックしたいポイントがわかっていただけけたかと思います。しかし、休みの時ならまだしも、仕事があるときは現場へ行くことができないはずです。
こうしたケースでは、施工中の写真を提出してもらうようにしておけば安心できるかもしれませんね。施主には、どこがどのようになっているか?当然知る権利があるので、現場写真を提出してもらう、定期的に報告を受けるなどといった対応策が重要となってきます。
また、あなたの代理人として第三者検査サービスを利用してもいいかもしれません。専門家による視点で現場を見てくれます。第三者が現場検査することが現場の職人に緊張感を与え、丁寧な仕事に繋がることも十分期待できます。
こうして、自分でチェックしたり、施工会社に写真提出や報告をしてもらったり、また第三者に検査してもらうなど、建築中の管理をしていくことが家づくりではとても重要になってくる訳です。
『家づくりで何が重要ですか?』と聞かれたら、私は『建築中(の管理・検査)です!』と即答するでしょう。
いくら、希望の土地、気に入った間取り・設備・デザイン、予算内、で家づくりができたとしても、建物自体がしっかりと造られていなければ何の意味もありません。どこかに不具合や欠陥があったとしたらあなたの未来は不安だらけになってしまいます。。。
家づくりは住み始めてら、いかに安心・安全・快適に暮らしていけるかどうかが一番のポイントなのです。