『つなぎ融資』は、簡単に言うと金融機関から一時的に借りるお金のこといいます。住宅ローンを申込んだ際、金融機関から融資が実行されるまでの期間借りるケースがほとんどです。
一般的に「つなぎ融資」を必要とするケースは次のようなケースが考えられます。
●引渡し日と融資実行日が違う場合(マンション、戸建ての建売の場合)
ほとんどの金融機関では、融資実行日が決まっています。よって 融資実行前に引渡しを行う場合は、つなぎ融資が必要となってきます。
●土地購入+注文住宅の場合
土地購入における手付金や決済金、注文住宅を建てる際の着手金や中間金の支払いが必要な場合、つなぎ融資が必要となります。
●注文住宅の場合(土地ありの場合)
注文住宅を建てるときの着手金や中間金の支払いが必要な場合、つなぎ融資が必要となります。
では、つなぎ融資を実行する際、どんなことに注意すべきか?
◆契約が別途必要で、金利、印紙代、振込手数料、印鑑証明、住民票も必要。
◆つなぎ融資は一般的に、住宅ローンよりも金利、手数料が高い。
◆金融機関によって、つなぎ融資を取り扱っていない場合がある。
◆特にフラット35の場合、融資実行日が事前に決まっているため、タイミングが合わないと引き渡しが完了しているのに融資が実行されないというケースでつなぎ融資が必要となってきます。
住宅購入では、不動産会社や建築会社に対して、いつ、いくらの支払いが必要となるのか?またそれを自己資金で支払うのか、つなぎ融資で支払うのかといった事前の計画もしっかり立てておくべきなのです。