毎年の様に住宅の「買い時」について住宅情報誌などに特集が組まれたりしていますが、住宅の買い時は一体いつなんでしょうか?
当初2015年4月となっていた消費増税が2017年4月からと先送りされ、現在住宅購入に有利な条件(超低金利、住宅に係わる各制度など)が揃っていると思われています。
今まさに購入を検討しているなら次のことは必ずチェックしてからご検討下さいね。
・住宅購入にかかわる税制について
・住宅ローン金利の動向
・建設費、地価などの上昇傾向
・省エネ住宅に関わる支援事業
・ライフプランニングの作成
価格面や金利、そして物件数などデータ上では「買い時」の条件が確かに揃っているように思われます。
過去の不動産市場のデータを見てみますと住宅価格に関わってくる地価は、過去20年間のうち17年はマイナスの変動率で低迷を極め(現在は上昇傾向か)、住宅ローン金利は最低水準で推移しています。
現在、新築住宅の供給は以前の様に100万戸を超える勢いはなく、近年住宅供給過剰だったこともあり中古住宅物件が増加しているということをご存知ですか。
今後、価格や金利面を考慮すると中古住宅を中心に市場は動いていくものと考えています。
これから住宅購入を考えている人の中心はいつになっても30歳代。 しかし、この30歳代の平均年収は年々下がり続け、所得に対する不安や雇用に対する不安が常につきまとっている為、なかなか購入に踏み切れない人は多い様です。
今、「2015年は買い時か?」と聞かれるとすぐさま私は、「そうですね!」とは言いません。
おそらく『一生に一度のマイホーム購入』、その買い時は人それぞれ違うと私は考えているからです。
世の中の情報に左右されること無く、しっかりと購入の意思を自分自身で決定した時、いつになってもそれがその人の買い時になってくるのかなぁと思います。