あなたは、『注文住宅』という言葉を聞いた時、どの様な住宅をイメージしますか?
おそらく自分の想いがふんだんに盛り込まれた「オンリー・ワン」の住宅を思い浮かべるのではないでしょうか。
今後家づくりを進めていく時、こんな場面に遭遇しないといいのですが。。。
HM(ハウスメーカー)の営業マンのセールストークの中に「うちはあなたのご希望の住宅を建てることができま!」といったフレーズがあります。その時はあまり気にしなかったフレーズも家づくりが進んでいくと、、、
『これじゃ、注文住宅じゃないじゃん!』
と思うことがあるかもしれません。
それは、営業マンの口から、「それは難しいですね」、「それはうちでは対応できません」などといった台詞を何度となく聞くようになるからです。
こうした話は、その会社の工法や仕様といった部分に“制約”があるからなんですね。
多くの住宅を建てるHMは、ある程度その会社ごとに様々な『規格』を設けています。その代表的なものとして『規格プラン』といったものが挙げられますが、、、
『規格プラン』だとやはり、ユーザーのニーズに完全に応えることができない為、ある程度変更可能な『オプション』も設けている会社が多いです。
その『規格』の枠内であれば、できるだけ要望をくみ取ってはくれるでしょう。しかし、、、
規格外とになると
「難しいです」
「できません」
「できないことはないですが、コストアップになりますょ」
等と言って、多くの営業マンはなんとか自社の規格に当てはめようとします。
おそらく、面倒なことはしたくないからでしょう。
またこんなケースも・・・
「それもいいかもしれませんが、こちらのプランの方がいいですよ!」
これは、いかにも『HMにとって都合がいい』と言っているようなものですね。
一方、設計事務所や工務店の場合、『規格プラン』など存在しないので、『注文住宅』が当たり前です。ただし、工法や施工能力などの問題がある場合対応できない会社もあるため事前の調査が必要にはなってきます。
『注文住宅』とは、ユーザーの希望を反映させた住宅であるはずなので、本当の意味での『注文住宅』を建てたいのであれば、設計事務所や工務店を選んだ方がいいのではないかと思います。
特に自然素材など、拘った家づくりを検討しているならば尚更ですね。
こんなことにも注意しながら”家づくり”を進めていって下さい!!