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戸建てとマンションのランニングコストを比較しよう!

住宅購入では、購入後においても様々なお金がかかります。住宅ローンや税金、また各種保険の他にランニングコスト(維持費)というコストがかかってくるのです。このランニングコストを軽視すると痛い目にあってしまうので購入前の段階でじっくり検討する時間を設けて欲しいと思います。

このランニングコストは“戸建て”と“マンション”では大きく変わってくるので注意が必要です。

まず、“戸建て”と“マンション”両者にかかってくるコストといえば、『固定資産税』、『都市計画税』といった税金と加入が義務づけられている『火災保険』の保険料は必要になってきます。「地震保険」や「家財保険」といったものは任意加入となるためそれらの保険料が必要な人、そうでない人と分かれてきます。

また、光熱費や将来必要となるかもしれない住宅設備の交換費なども両者のランニングコストとしては発生します。

戸建てに発生するランニングコストについて

屋根や外壁の補修及び塗装費・・・屋根や外壁は建築材料によって変わってきますが、どうしても経年劣化というものがあります。よって適切な時期に適切なメンテナンスをしないと劣化が進行し、それぞれの役割を果たさなくなってしまいます。

リフォーム費用・・・長年生活するとなると、子供の結婚や親との同居といった家族の変化が考えられます。こうした変化に対応するためのリフォームや増改築の費用を見ておかなければならないでしょう。

マンションに発生するランニングコストについて

管理費・・・日常の清掃や点検、設備の交換、管理会社の人件費などにかかる費用です。ある調査では、2010年に全国で分譲された民間マンションの管理費の平均が約12,000円/月という結果がでています。

修繕積立金・・・10~15年程度に1度実施予定の大規模修繕工事のために徴収するお金です。ふつう定期的に数%アップしますので、アップ率を事前にチェックしておく必要もあるでしょう。修繕積立金の平均は約5,500円/月となっていました。

ここで、マンションに発生するランニングコストに管理費、修繕積立金の他にもうひとつ見落としてはいけない費用があります。その費用とは何かというと、

駐車場代 です。

機械式駐車場の場合、駐車場代の一部がメンテナンスに回わされ、将来の補修や交換に使用されます。駐車場以外にも駐輪場の使用料も必要となるケースもあります。

この機械式駐車場は、メンテナンスと補修に膨大なコストがかかるのです。そして機械を入れ替える時期は15~20年後にやってきてしまい、費用はなんと規模にもよりますが数千万円。。

機械式駐車場が無料となっている場合は特に注意が必要になってきます。販売会社が駐車場を無料にしてでもマンションを完売させたいという意向のもと“無料”と設定されているケースもあり、こうしたマンションでは、駐車場のメンテナンス費用が不足するため修繕積立金が翌年になるといきなり2倍3倍と値上がりすることもあるのです。

また、機械式駐車場の使い勝手が悪いと解約する人もでてくるでしょう。こうなると駐車場の修繕積立金は不足する一方です。マンションの修繕費の一部が駐車場のメンテナンスに使われてしまうとマンション自体を適切に維持できなくなるのです。よって資産価値が下がってしまうという問題も発生してくるかもしれません。

機械式駐車場があるマンションでは、管理費、修繕積立金が適切であるかどうかをチェックする必要性があるのです。

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