インターネットの普及により誰でも気軽に何でも情報収集できるようになりました。家づくりを考えた時、とりあえずインターネットで情報収集に走ってしまう人は多いはずです。
しかし、この便利なインターネットにはもちろん有益な情報もあれば、消費者がしっかりと判断をしなければならない情報が多いことを知っておくべきでしょう。
それはこんな点からいえるのです。
1. 情報量が膨大
近年、インターネット上の情報量は天文学的に増加しており、それに伴い、どの情報が正しいのか分からず身動きが取れなくなってしまう「情報洪水症候群」という病気が蔓延している様です。家づくりの情報収集中この病気にかかってしまうと、ただの住宅情報コレクターになってしまい、結局何も進めることができないという状況に成りかねません。注意が必要です。
2.情報の中には誤解を与えるものがある
インターネット上に溢れている住まいに関する情報は、消費者に誤解を与えるものがあることを知る必要があります。変な誤解や先入観を持つことは、よい家づくりをする上では大きな弊害になってしまいます。
例) 基本的に自分たちの家づくりが一番と各ハウスメーカーは考えていますよね。そんな訳で、自社の建物がすべてにおいて素晴らしいと言います。工法に関して言えば「鉄骨造は断熱性能が低い工法」といった情報は、そういったところから生まれてきた誤解だと考えます。
インターネット上の情報、それが正しい情報なのか、リサーチする膨大な時間が発生してしまいます。
3. 情報料が無料
インターネットは、情報の取得がほとんど無料ですよね。「タダほど高いものはない」とよく言われますが、まさにインターネット上では高い買い物をしてしまう危険性が高いということを皆さんもご承知のことでしょう。
発信者が色々な意図を持って情報を発信しているため、皆さんは情報の善し悪しをしっかりと見極めることが必要になってきます。
つまり、インターネット上の情報は参考程度と思っておいた方がいいかもしれません。
4. 醜い世界がある
ハウスメーカー選びで悩んでいる人が見るサイトの一つに、ハウスメーカーの口コミ・評判サイトがあります。良い面、悪い面、実際購入した人達の生の意見を知ることができるということは、一見すると良いことだと思うかもしれません。
しかしサイト上では「クレーム」や「トラブル」の話が圧倒的に多いのが実情です。書き込みの多くは、感情のはけ口をネットに向けていることが多く、それを参考にするかどうか考える必要もありませんね。
決してこの醜い世界に足を踏み入れないようにして下さい。