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家づくりのセカンドオピニオン

地震対策がされたマンションの構造とは

これまで”マンション”については、構造と型(スタイル)についてお話してきました。

今回は、マンションで一番重要といっても過言でない対地震構造について知って頂きたいことがあります。

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まず上図をご覧ください。現在主流となっているマンションの地震対策の構造を3つ挙げました。

左から順に説明しますと、

左.耐震構造・・・建物の構造(柱や梁)自体が地震に耐えるような強度に造られているもの。地震で生じる揺れに耐えるように設計された構造。

中.免震構造・・・建物と地盤との間に積層ゴムなどの特殊な装置を付け免震層を造ることで、地震力を建物に直接伝えないようにした構造。

右.制震構造・・・建物の内部に何らかの制震装置(ダンパーなど)を組み込み、エネルギーを吸収する構造。

上記、3つの構造のうち真ん中の免振構造は最近東洋ゴムの偽装問題で話題となった免振ゴムが採用されている構造です。

例えばこの構造の主な特徴と言えば、、、

・震度7クラスの揺れが震度4程度に軽減される。

・横揺れには効果大。縦揺れには効果少。

・コストが高い。

などが挙げられます。

最近の大型のマンションでは、上記の各構造の技術を組み合わせ安全性を高めている物件もチラホラ出てきています。気になるマンションが出てきたときにどんな対地震構造になっているかも気にかけてみてはいかがですか?

2011年の大地震で都心の高層ビルが13分(780秒)も揺れていたことを知っていますか?

国の基準では500秒までの揺れに耐えうる設計でなければいけないのに約5分超過してしまいました。このことを考えると個人的には、住宅を購入する際、高層マンションは選択肢の一つから消えるかもしれませんね。

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