近年、特に狭小地を購入し住宅を建てるケースで、2階にリビング(ダイニング、キッチン含む)を配置し間取りを検討される方が多くなってきた様に思います。
リビングは家族が集まる特別な空間なので、「明るいリビングにしたい!」といったところが最大の理由なのでしょう。しかし、2階リビングとなると階段の上り下りが大変になるのではないかといった不安もきっとあるはずです。
今回、2階リビングのメリット・デメリットを挙げてみました。検討している方は参考にして頂ければと思います。
まず、メリットはというと。。。
1.採光、風通しがよい
2.眺望がよくなり開放性が増す
3.天井を吹き抜けにするなど空間に変化がつけられる
4.冬場は暖かい
5.1階に大開口部がなくなり壁量が増加し耐震性が増す
6.プランに依り家事動線を短くできる
7.玄関を広めに計画できる
8.外からの視線が気にならない(プライバシー確保)
9.夏場、1階に寝室があると寝苦しくない
10.2階に洗面脱衣室(洗濯室)を設置すれば洗濯物干しが楽
11.水廻りを2階に配置すると水漏れなどのトラブルが早期に発見できる
といったところでしょうか。
自宅のリビングは、2階リビングみたい(下にビルトインの車庫)になっているので、冬場、結構部屋の奥まで光が入り込み非常に明るく暖かいです。
一方、デメリットはというと。。。
1.1階の防犯面に不安がある
2.階段の上り下りが億劫(家族に高齢者がみえる場合は要検討、将来のバリアフリー対策も必要)
3.荷物(買い物など)の運搬が大変
4.玄関までの動線が長くなり来客時の対応が面倒くさい。また2階へとおす事も気が引けるかも
5.ゴミ出しが大変になる
6.夏場は室内が熱くなる可能性が大
7.水廻りを2階に配置した場合、1階での排水音が気になることも
8.1階に子供部屋を配置した場合玄関から子供部屋へ直行する頻度が高くなり子供とのコミュニケーション不足が発生する可能性がある
などなど、、、住みはじめると、「あーすればよかった」、「こうしておけばよかった」という欠点が見えてくるかもしれませんね。
当然のことながら、“2階リビング”においてもメリット・デメリットはあります。やはりプランニングの段階で、家族構成やライフスタイル、周辺環境など様々な条件をトータル的に検討した上でのプランニングすることが重要となってきます。
プランニングの段階でデメリットの解消法や改善策など様々なアイデアを取り入れることができれば、より快適な”2階リビング”の住まいが得られるのではないかと思います。
考えている方は、妥協せず悩みに悩んで検討してみてくださいね!