注文住宅の契約前に必要書類は何があると思いますか?
一番労力を使う注文住宅では、契約時に様々な書類を確認することとなります。
そんな注文住宅では、契約前に必要な書類に何があるか事前に知っておく必要があります。
まずそこを押さえておかないと何が必要で、何が必要でないかがかわからないですからね。
1.設計図書
2.工事請負契約書
3.工事工程表
4.見積書
5.重要事項説明書
6.工事請負約款(やっかん)
注文住宅の契約の場合、上記の書類が揃っていなくてはいけません。これらの書類を契約時にすべて目を通して理解することは不可能です。
契約前にじっくり内容を理解する時間を必ず作る必要があるのです。そうすることであなたの家づくりは成功に近づいていきます。
各書類を簡単に説明しましょう。
1.設計図書・・・設計図書は、すべての図面がそろっている可能性は低いです。しかし、平面図、立面図、断面図、矩計図(かなばかりず)、仕上げ表、仕様書は最低限チェックすべき図面です。
2.工事請負契約書・・・発注者、請負者、工期、請負金額、代金の支払い方法などが記されています。ここでは、仕様で未決定部分を残しておかない事が重要です。そして引き渡し日が確定していること、支払い条件が適切であるかをチェックしましょう。
3.工事工程表・・・工程表が添付しない業者には注意が必要です。こうした業者は工程管理がずさんなケースが多々あります。そして工程管理ばかりだけでなく品質管理にも不安が生じてしまうことがあるかもしれません。
4.見積書・・・工事費内訳書、工事内訳明細書ともいいます。ここでは一式計上で記入されていないか、図面と整合性がとれているか、数量など正しいかをチェックしたいです。
5.重要事項説明書・・・請負先の建築士(代表者か専従者)が下記の内容について説明する書類です。
1.対象となる建築物の概要
2.作成する設計図書の種類
3.工事と設計図書との照合の方法及び工事監理の実施の状況に関する報告の方法
4.設計又は工事監理の一部を委託する場合の計画
5.設計又は工事監理に従事することとなる建築士・建築設備士
6.報酬の額及び支払の時期
7.契約の解除に関する事項
6.工事請負約款・・・瑕疵の担保、履行、遅延など、工事請負契約書では書ききれなかった詳細事項についての取り決め事が記載されます。ここでは瑕疵の保証期間(10年間)、遅延違約金、不可抗力による損害について明記されているかどうかじっくりチェックする必要があります。
以上の書類をチェックを行い、トラブル防止に努めましょう!!