土地を購入しようとした場合、どのような条件を優先して検討しますか?
立地、価格、面積(広さ)など様々な条件があるかと思いますが、土地購入を考えた場合、道路がどの方向に付いているかという部分も重要なってくるでしょう。
例えば、一般的に南側道路の土地は、“日当たりが良い”というメリットがありますが、“価格が割高”というデメリットがあります。こうした接道方向による土地の特徴を理解しておけば、比較検討もしやすくなるはずです。
それぞれの土地のメリット・デメリットをまとめてみました。
◆南側道路接道の土地の場合
メリット
・日当たりがよい
・間口の広い土地の場合、どの部屋も採光が取りやすい間取りにできる
・資産価値が高い
デメリット
・玄関までの動線が長くなりやすい
・価格が割高である
・リビングなどの居室のプライバシー確保が難しい
・間口の狭い土地の場合、南向きの部屋の数が限定される
・駐車台数により庭が狭くなる場合もある
◆北側道路接道の土地の場合
メリット
・比較的割安である
・居室はすべて南向きにすることができる
・玄関の位置が比較的自由に配置できる
・広い庭を持つことが可能
デメリット
・南側に住宅がある場合、プランが限定されることも
・南側に住宅がある場合、土地の奥行きにより日照が確保できない場合もある
・南側に住宅がある場合、プライバシーの確保が難しい
◆東側道路接道の土地の場合
メリット
・居室はすべて南向きにすることができる
・玄関の配置が限定されずプランの自由度が高くなる
・朝日が入りやすい
デメリット
・南側に住宅がある場合、プランが限定されることも
・南側に住宅がある場合、土地の奥行きにより日照が確保できない場合もある
・南側に住宅がある場合、プライバシーの確保が難しい
◆西側道路接道の土地の場合
メリット
・居室はすべて南向きにすることができる
・玄関の配置が限定されずプランの自由度が高くなる
デメリット
・南側に住宅がある場合、プランが限定されることも
・南側に住宅がある場合、土地の奥行きにより日照が確保できない場合もある
・南側に住宅がある場合、プライバシーの確保が難しい
・朝日が入りづらく、西日が強くなる。
一般的なメリット・デメリットは以上です。ただし道路に対する間口により、条件が変わってくることもあるため、プラン作りでは注意が必要です。
その他、角地の場合、接道方向によって条件は変わってきますが、共通して言えることは開放性が高く、隣接地が少ないということで人気が高い土地だということです。
こうしたメリット・デメリットを踏まえ土地探しを行いプラン作成に取り掛るべきだと思います。