現在、中古住宅を購入し、自分好みにリフォーム、リノベーションを行うことが定着しつつあります。
今後、国の政策の後押しもあり中古住宅の流通が益々多くなってくると予想しています。
今日はそんな今注目の中古住宅についてのお話です。
日本では一般的に住宅は、新築後20%程価値が下がり、築2年目以降は、毎年2万円/坪ずつ下がり続けて、築20年ともなると査定価格がゼロになってしまいます。
しかし現在世の中に流通している中古住宅の多くは、新耐震基準が定められた1981年以降に建てられており、一定の基本的性能を持つものばかりです。
今までの日本の住宅事情は20~30年もしたら壊して新たに作るという「スクラップ・アンド・ビルド」を繰り返してきた訳ですから、今後これらの中古住宅は、適切な維持管理を行い国の資産としてストックされ続かなければなりません。
国も「スクラップ・アンド・ビルド」から脱却しなければならないと本腰を入れるようになったです。
中古住宅市場の活性化を目指し、私たちが、住まいをもっと柔軟に考え、その時々で自由に住み替えていけるインフラとして住宅市場を拡大整備していく時期にきていると思います。
こうすることで、住宅所有者が自由に住まいを売買できる環境が整い、住み替えやリフォームなど様々な分野への投資が促されるので、経済全体への好影響の期待できるのではないでしょうか。
今後中古住宅も住宅購入の選択肢の一つとして頭に入れておく必要がありそうです。