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木造住宅(在来工法)の筋交いは、地震や暴風等、水平力を受けたとき建物(壁)の変形を防止するため必要となってきます。

そして、柱と筋交いの接合箇所(写真参照)には、設計で指定された接合金物を取付けます。金物を用いて柱や梁に強力に固定する方法がとられてることが在来工法では一般的です。

この金物は、筋交いに引張力がかかった場合、柱と筋交いの接合部分がはずれてしまわ無いようにするため取付けます。

注文住宅の建築中検査の依頼を受け、上棟後、検査のため現場に赴き柱と筋交いの接合金物のチェックをすると、接合箇所の数か所で固定ビスが留め付けられていないことがよくあります。

上の写真を見ていただくと、筋交い側は7本(金物により本数は変わってきます)留め付けなければならない所に、既定の7本すべて留め付けがされています。しかし、柱側を見るとご覧の様に8か所留め付けなければならないのですが、2本しか留め付けされていません。この状態ですと大きな地震が発生した場合、この筋交いは建物の振動や揺れに耐える力を発揮できないので、建物が損傷する危険性があります。

この不具合事象は、大工さんや現場監督による単純な”忘れ”です。忘れは意外と住宅建設の現場では多いので注意しなければなりません。

こうした問題は、瑕疵保険の検査があるから大丈夫と考えるかもしれませんが、その考えは改め方がいいでしょう。保険法人の検査人は、ビスの本数まではチェックしないのです。瑕疵保険の検査後、私が検査に入った現場で、ビスの固定忘れが何か所もあることが多いです。

ビスの忘れなど防止するためには、全数をチェックするほかないと考えます。ビスが留め付けてあるかないかは素人でわかるため施工会社や職人まかせにせず、休みの時にでも現場に出向いてセルフチェックをしましょう。

次工程に入る前にあるべきものがあるのかをセルフチェックすることで、万が一の地震に確実に耐えることができる家であるという”安心”に繋がると私は思います。

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