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検査・診断事例

構造用合板固定釘の施工不良

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建築中の検査で必ずお客さまが依頼する検査に「上棟(構造)検査」があります。写真は、2*4工法の外壁部分に張られる耐力壁の固定釘打ち箇所を撮った写真です。

上棟検査では、在来工法の場合、金物や、筋交い、耐力壁などの施工のチェック、2*4工法の場合、同様に金物、各固定釘の種類やピッチ、耐力壁などのチェックを行います。

耐力壁施工の主なチェック項目を下記のとおりです。

1.耐力壁の構造用合板の種類、厚み

2.固定釘の種類、ピッチ(間隔)、打ち込み深さ

上記のチェック項目において、固定釘のピッチが粗かったり、固定釘の打ち忘れがよくあります。そして、写真の様に固定釘が構造用合板の”ヘリ”(キワ)に近すぎるという事象もあります。

写真をよく見ると、構造用合板に亀裂が入ってしまっていますよね。これでは、設計上の耐力をこの壁が得られない可能性が高いのです。

2*4工法の場合、基本構造用合板は、スタッド(38㎜*89㎜)と呼ばれる下地材の38㎜幅側に打ち付けられますが、構造用合板の端部への釘固定は、ヘリから10㎜程度の位置に打ち付ける必要があるのです。(下図参照)

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この様に正しく釘打ちが施工されていれば全く問題ありません。しかし、私が上棟検査で耐力壁の施工状況をチェックしていると必ずといっていいほど写真の様な釘打ちがされている箇所があります。きっと多くの住宅でも、こうした不具合事象が発生しているのではないでしょうか。

耐震性に大きく関わる耐力壁の施工状況、特に固定釘のチェックは、必ず全箇所をチェックすることをお勧めします。

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