住宅着工のベストな時期

住宅は気象条件により様々な影響を受けます。例えば夏場は紫外線が外壁の塗装を傷めたり、冬場は室内外の温度差による結露が窓周りの建材を劣化させたりします。

そして、もちろん工事中にも梅雨や台風、積雪などの気象条件により影響を受け、完成後何らかの不具合の原因を発生させてしまう可能性も考えられます。

気象条件による影響を受やすい時期を知ることで着工時期を調整したり、施工会社に注意喚起できれば工事期間中も安心して進捗状況の確認が可能になります。

この時期のこの工事は避けよう!!

1.梅雨・台風時の上棟・・・雨仕舞い(雨水の侵入を防止する工事)完了前の梅雨・台風時の工事は極力避けたいところです。特に木材が露出している上棟時は直接雨がかかり木材の強度を低下させたり、シミの原因を作ったりします。万が一濡れてしまった場合は十分に乾燥させれば特に問題はないでしょう。

2.冬場の基礎コンクリート打ち・・・1日の平均気温が4℃を下回る時期にコンクリートを打つと凍害により所定のコンクリート強度が得られなくなり、住宅の耐久性低下の原因になります。

3.夏場の基礎コンクリート打ち・・・30度を超える状況でコンクリートを打つとクラック(ひび割れ)も発生しやすく、強度低下の原因になります。冬場ばかりでなく夏場の気温管理もコンクリート打ちには必要です。

4.台風時の足場のシート養生・・・台風が発生した時には、強風による足場の倒壊が考えられます。しかしシートを取り外したり束ねたりして、倒壊の防止は簡単にできます。そんなに気にするすることもない事例ですが全く無いとは言えないでしょう。

以上の視点から考えると、工事着工の時期がいつがベストなのか見えてきます。

ベストな着工時期としては・・・

1.10・11月の着工、1・2月の完工

2.4・5月の着工、8・9月の完工(梅雨入り前に上棟は完了させる)

って感じでしょうか?もちろんどんな時期でも工事は出来ますが建物のことを考えれば上記の時期に着工すれば気象条件による建物への影響を抑えることができます。

また、年度末に完成させる着工時期も避けた方がいいでしょう。3月は多くの会社の決算期となるため、3月末に完成物件が重なる傾向が強いです。

そのため、同じ会社でも現場毎で職人の取り合いが発生し、短工期を強いられ各工事で雑な仕事をされてしまうこともあります。よって、3月末の完成時期は避けたいところです。

しかし、新居へは転入や転校のことを考え3月にと思っている方は多いかもしれませんね。

無理なく建物が完成すれば特に工事時期をあまり意識する必要もありません。何事も施工会社とのコミュニケーションを十分に取り工事を進めることが重要だと考えます。

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