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住宅診断(ホームインスペクション)|よくある質問集

はじめに

2000年代初頭の耐震偽装問題に端を発し、建設(住宅)業界に対する不信や不安が高まりました。そしてまた近年インターネット上におけるハウスメーカーの評価(口コミ)の悪さに不安を感じ、中古住宅や建売住宅を購入するとき、また家を建てるときに、住宅診断(ホームインスペクション)サービスの利用する人たちが増えてきました。

しかし、いざ利用しようと思っても初めてのことなので、どんなことをしてもらえるかさっぱりわかりません。まず、住宅診断(ホームインスペクション)を利用する前には、正しい情報を収集する必要があることを知る必要があります。

このページは、住宅診断(ホームインスペクション)サービスを検討している人たちの疑問や質問に対する回答を記載し、「よくある質問集」としてまとめました。あなたが住宅診断(ホームインスペクション)を利用したいと思ったときの不安や疑問が、解消できれば幸いです。

1.中古住宅の場合

住宅診断(ホームインスペクション)は、どんな時に必要ですか?

契約前に「何か欠陥があるのではないか」と不安に思ったときや、購入後「メンテナンスをいつやったらいいのか」、「リフォームにどれくらいの費用が掛かるかかるのか」といったことを知りたいときに必要になると思います。そして、この中古住宅を買うべきかどうか、購入の判断材料としてご利用ください。

住宅診断(ホームインスペクション)をすると何がわかりますか?

建物にどんな劣化事象があり、その劣化事象は今すぐ直さなければならいのか、しばらく様子を見ていてもいいのか、といった購入後快適に暮らしていくための建物の改善点がわかります。 また今後、建物を維持していくため、いつ、どこに、いくらの費用が必要なのかをアドバイスさせてていただくため、中古住宅を購入するときに、住宅について知っておくべきことのアウトラインがわかります。

住宅診断(ホームインスペクション)は具体的にどんな方法で何をしますか?

建物各部を目視や触診といった方法で劣化診断をします。目視等で診断できない床の傾斜や建物の倒れについてはレーザーレベルで測定し数値化します。また、赤外線サーモグラフィにより壁や天井の断熱材の充填状況や、基礎コンクリートの強度や鉄筋の配置(ピッチ)を、専門機材を使用して診断することも可能です。屋根裏や床下は、基本点検口から確認できる範囲となりますが、屋根裏や床下に進入して詳しく調査することもできます。

住宅診断(ホームインスペクション)は、どのタイミングでやったらいいですか?

最も理想的なタイミングは、「購入申し込み」から「売買契約の締結」までの間に住宅診断を実施することがベストです。このタイミングであれば、売買契約が締結される前なので、検討している物件に瑕疵(欠陥)や不具合が見つかったとしても、瑕疵を補修してもらったり、修繕費用を売買価格から差し引いたり、契約を締結しなかったりの対応ができるのでトラブル防止に役立てることができます。

住宅診断(ホームインスペクション)で、あと何年住むことができるかわかりますか?

あと何年住めるか、あと何年もつかという具体的な数字を出すことはできません。住宅のどこにどれくらいの劣化があって、今すぐに直さなければいけないのか、しばらく様子を見てみてもいいものなのか、といった住宅の維持メンテナンスに関わることについてのアドバイスができます。

診断時間はどれくらいかかりますか?また診断時間に制限はありますか?

診断内容によって変わってきますが、通常一戸建てで3時間、マンションで2時間程度時間をいただきます。建物の面積や状況によってさらにお時間がかかる場合もあります。診断時間については特に制限を設けてはいません。

住宅診断(ホームインスペクション)は、誰に依頼するといいですか?

住宅診断を依頼するときは、建築士などの資格保有者に依頼しましょう。しかし、診断する者(ホームインスペクター)が完全な第三者的立場であるか、住宅診断の実績が豊富なのかといった要素の方が資格より重要になってきます。ホームインスペクターを選ぶ時には、「第三者性」「専門性」といった部分を優先して選んでください。

住宅診断(ホームインスペクション)は、リフォーム済みの物件でもした方がいいですか?

リフォームをした中古住宅は、過去に発生した劣化事象が隠されてしまっている可能性があるため注意が必要です。よってリフォーム済の住宅であっても、住宅診断により劣化事象の形跡を発見できる場合もあるのでご利用をお勧めします。

例えば、不動産会社から「劣化事象があったので補修しておきました!」と説明があればいいのですが、まずこうした説明はありません。多くの不動産会社は早く売ることだけを考えている場合が多いので、不安を感じたときには住宅診断を検討してください。

住宅診断(ホームインスペクション)をしたいと不動産会社の人に言ったら、○○ハウスの住宅なのでそんなことする必要ないと言われましたが本当ですか?

○○ハウスだから、××ホームだから住宅診断の必要がない住宅だとは言えません。築年数が古い住宅だと必ずと言っていいほど劣化事象や不具合が存在します。売主が定期的にメンテナンスをしていれば健全な状態の場合が多いですが、そんな住宅は一握りしかありません。また昔の住宅は雑な施工がされていることが多く、ハウスメーカーの知名度で住宅診断の要・不要を決定するべきではないでしょう。

住宅診断(ホームインスペクション)をしたいと思っているのですがまだ売主が居住中です。居住中でも診断できますか?また売主は嫌がりませんか?

売主が居住中でも住宅診断はできます。移動が困難な大きな家具などで見えない部分が有るかもしれませんが、雨漏りや建物の傾き、給排水設備の漏水など、住宅としての基本的性能を保持しているかどうかは住宅診断することでおおよそわかります。

あと、売主には事前に何をするのかをお話しさせていただきます。入って欲しくない部屋の有無やその他ご要望があればお聞きし、売主に対して十分配慮して実施させていただきます。住宅診断をすることで、あなたが真剣にこの住宅を買おうとしていることが売主にしっかり伝わると思います。

売主側の不動産会社による住宅診断(ホームインスペクション)が行われ、問題ないとの結果がでていますが信用してもいいですか?

立ち会いを行っていないため、どの様な調査がされたのかまったくわからないので何とも言えません。ただ、売主側の不動産会社による住宅診断のため客観性に乏しいことは否めません。早期に売却したいため、問題となりそうな劣化事象が報告書から漏れているなんてことも考えられます。つまり売主側の住宅診断の結果は、買主側で住宅診断をしないと正しいものかどうか判断できないと思います。

住宅診断(ホームインスペクション)をしている時間、ずっと立会いが必要ですか?

診断中ずっと立ち会って頂く必要はありません。ただし開始時の説明のときと終了時の報告のときは立ち会っていただく必要があります。

住宅診断(ホームインスペクション)するとき、売主の立会いは必要ですか?

中古住宅では、 「空き家の場合」、「入居中の場合」とあるかと思いますが、「空き家の場合」は売主の立会いは必須ではありません。ただし「入居中の場合」は、物がなくなったとか、壊れたとかのクレームトラブルが起こる場合が考えられます。よって調査中は売主の立会いをお願いしております。

住宅診断(ホームインスペクション)をすると保証してもらえますか?

住宅診断は、劣化事象の有無の診断と、その劣化事象の補修の必要性やメンテナンスにかかわるアドバイスをすることがメイン業務となり、一定期間の保証を付けるものではありません。一定期間の保証が必要とお考えならば「既存住宅売買瑕疵保険」の加入をお勧めします。保証内容は、保証期間が2年、5年と、保証金額500万円、1,000万円の組合せで保証タイプが選択できます。

住宅診断(ホームインスペクション)と瑕疵保険の検査の違いは何ですか?

住宅診断は、主に劣化診断から補修の必要性やメンテナンスにかかわるアドバイスまでする業務です。一方、瑕疵保険の検査は、住宅診断の診断項目と同じ項目もありますが、検査基準に適合しているかどうか、保険に加入できるかどうかの検査を行います。もし劣化事象があってもそれをどうするべきかのアドバイスはもらえません。これから長く住まう住宅のことを理解するためには住宅診断を利用する、万が一を想定した場合や住宅ローン減税等の優遇措置を受けるために瑕疵保険を利用する、という風に目的に応じたサービスを選択するといいでしょう。

住宅診断(ホームインスペクション)と耐震診断の違いは何ですか?

住宅診断は、主に劣化診断から補修の必要性やメンテナンスにかかわるアドバイスまでする業務です。一方、耐震診断はその住宅が現行の耐震性を有しているかどうかの診断になります。耐震診断において建物の劣化診断も併せて行われますが耐震診断ソフトに反映されるために実施されるだけで、今後どうしたらいいのか提案されることはありません。耐震診断を実施して現行の耐震性に適合していることが証明されればその証明書をもって住宅ローン減税等の優遇措置をうけることが可能となります。

住宅診断(ホームインスペクション)をするとき、事前に売主や不動産会社に言っておく必要はありますか?

住宅診断当日、予告なくホームインスペクターが現れると売主や不動産会社は面食らってしまい、かなり抵抗感が強くなるはずです。あらかじめ両者に住宅診断を利用する理由や経緯などを伝えて理解していただいた方がいいと思います。売主の許可をもらってから実施することをお勧めします。

住宅診断(ホームインスペクション)の日程調整をしてもらうことはできますか?

日程調整は、お客様を通して確認させていただいております。これは不動産会社との打ち合わせを、不動産会社からの圧力を受けたり、第三者性を損なう打ち合わせがされる可能性があるからです。

住宅診断(ホームインスペクション)でわかった劣化箇所を補修してもらうことはできますか?

住宅診断では、あくまで建物の診断のみが業務となります。よって何かしらの瑕疵や劣化事象が見つかったとしても補修まではいたしません。ただし、どのような補修を行うべきかについてはアドバイスをします。

住宅診断(ホームインスペクション)でわかった劣化事象の原因を特定することはできますか?

原因を特定することが住宅診断の通常業務ではありません。住宅診断は、人間の体に例えるならば健康診断に該当します。原因を特定するためには、その部分を壊したり、より詳細な調査をしたりする二次診断・三次診断と言われるものが必要になってきます。場合によって、住宅診断で原因が特定されることもありますがすべての劣化事象について原因の特定を確約するものではありません。

住宅診断(ホームインスペクション)の結果はいつわかりますか?

当日現地にて口頭で結果を報告させていただきます。よって当日、この中古住宅を購入すべきかどうかの判断をすることが可能です。当事務所では、診断後3営業日以内に報告書を提出させていただいております。報告書により、より詳しく診断結果を確認できます。

住宅診断(ホームインスペクション)で必要となる書類は何ですか?

中古住宅の場合、売主が図面などの資料を破棄している場合が多く徴収することが難しいです。しかし、できる限り資料の徴収をしていただくと、より正確な住宅診断につながりますのでご協力をお願いしております。間取り図の提出は必須とさせていただいておりますが、徴収された資料の範囲で対応させていただきます。

2.建売住宅の場合

住宅診断(ホームインスペクション)は、どんな時に必要ですか?

契約前や契約後に、しっかり建てられているかどうか不安に思ったときや、内覧時の仕上がり状態から欠陥や不具合がありそうだと不安を感じたときにご利用が必要になると思います。

住宅診断(ホームインスペクション)をすると何がわかりますか?

どこにどんな施工不良や不具合があり、それらの補修の必要性がわかります。 また今後、建物を維持していくため、いつ、どこに、いくらの費用が必要かについてもアドバイスさせていただきます。建売住宅購入時に、建物について知っておくべきことのアウトラインがわかります。

住宅診断(ホームインスペクション)は具体的にどんな方法で何をしますか?

建物各部を目視や触診といった方法で検査をします。目視等ではわからない床の傾斜や壁の倒れについてはレーザーレベルで測定し数値化します。また、赤外線サーモグラフィにより壁や天井の断熱材の欠損の有無や、基礎コンクリートの強度や鉄筋の配置(ピッチ)を、専門機材を使用して確認することもできます。屋根裏や床下などは、基本点検口から確認できる範囲となりますが、屋根裏や床下に進入してより詳細な調査もできます。

住宅診断(ホームインスペクション)は、どのタイミングでやったらいいですか?

最も理想的なタイミングは、「購入申し込み」から「売買契約の締結」までの間にホームインスペクションを実施することがベストです。ただし建売住宅の場合、売主によっては契約後に実施して欲しいという売主もお見えです。よって事前に売主にホームインスペクションの実施を伝え、契約前、契約後どちらで実施するか打ち合わせをしておくこともトラブル防止につながります。

住宅診断(ホームインスペクション)でわかった不具合箇所の是正依頼はしてもらえますか?

ホームインスペクションを実施することなくご自身で不具合と思われる箇所を売主に依頼した場合、おそらく売主は、「大丈夫です。問題ありません。」「こんなものですよ。」「現状有姿売買なので・・・」と誤魔化され不具合を放置される可能性が考えられます。しかし専門家による指摘は、誤魔化がきかないと売主心理が働くため、是正に応じてくれるケースがほとんどです。ただし、是正依頼までしてくれる検査会社は少ないので事前に確認する必要があります。当事務所では不具合箇所の是正依頼まで実施させていただいております。

診断時間はどれくらいかかりますか?また診断時間に制限はありますか?

診断内容によって変わってきますが、通常3時間程度お時間をいただきます。建物の面積や状況によって更にお時間がかかる場合もございます。事前に売主及び不動産会社へお伝えください。診断時間に関しては特に制限を設けてはいません。

住宅診断(ホームインスペクション)は、誰に依頼するといいですか?

建売住宅のホームインスペクションを依頼するときには、建築士に依頼してください。新築住宅の調査の場合、建築士法で建築士が行うことができると規定されています。あと建築士が完全な第三者的立場であるか、ホームインスペクションの実績が豊富なのかといった要素も重要です。建築士を選ぶ時には、一級、二級にこだわらず、「第三者性」「専門性」といった部分を優先して選んでください。

売主(ハウスメーカー)から、引渡し前の住宅診断(ホームインスペクション)を断られましたが、どうすればよいですか?

新築住宅の場合、売主に10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。たとえば、引渡し後に住ホームインスペクションを実施し、不具合があったことがわかれば瑕疵担保責任を追及し、補修請求ができます。よって引き渡し後に実施することも”あり”です。

住宅診断(ホームインスペクション)をしたいと不動産会社の人に言ったら、そんなことする必要ないと言われましたが、やらなくてもいいですか?

多くの不動産会社は、早く引き渡したいと考えているため、なかなかホームインスペクションの実施について親身に相談にのってくれません。不動産会社にとっては必要のないことかもしれませんが、あなたにとってはとても重要なことです。よって不動産会社の意見に惑わされず自分の意志で実施するかどうか決めてください。

住宅診断(ホームインスペクション)をしている時間、ずっと立会いが必要ですか?

ずっと立ち会って頂く必要はありません。小さなお子さんをおつれの場合、長時間立ち会われることは厳しいと思いますので中座をしていただいて構いません。ただし開始時の説明のときと終了時の報告のときは立ち会っていただく必要があります。

住宅診断(ホームインスペクション)するとき、売主の立会いは必要ですか?

鍵の開閉のため開始時、終了時は現地に来ていただく必要があります。終了時には不具合箇所の是正依頼をさせていただきますので、可能であればその時には売主に立会っていただければと思います。ただしずっと立ち会っていただく必要はありません。

住宅診断(ホームインスペクション)をすると保証してもらえますか?

保証に関しては売主が10年間の瑕疵担保責任を負っていますので、事故があった場合、保険加入している売主が保証してくれます。よって当事務所において住宅の瑕疵にかかわる保証はいたしません。診断後不具合が発生した場合は、いつでも無料でご相談に応じさせていただきます。

住宅診断(ホームインスペクション)をするとき、事前に売主や不動産会社に言っておく必要はありますか?

ホームインスペクション当日、予告なく第三者のホームインスペクターが現れると売主や不動産会社は面食らってしまい、かなり抵抗感が強くなるはずです。あらかじめ両者にホームインスペクション利用の理由や経緯などを伝えて理解していただいた方がいいと思います。その後許可をもらってから実施することをお勧めします。

住宅診断(ホームインスペクション)の日程調整をしてもらうことはできますか?

日程調整は、お客様を通して確認させていただいていております。これは売主や不動産会社との打ち合わせをした場合、売主や不動産会社からの圧力を受けたり、第三者性を損なう話がされる危険性があるためです。

住宅診断(ホームインスペクション)でわかった不具合箇所を補修してもらうことはできますか?

ホームインスペクションでは、あくまで建物の施工不良、不具合箇所の指摘および是正依頼までを業務とさせていただいております。よって何かしらの瑕疵や不具合が見つかったとしても補修まではいたしません。ただし、どのような補修を行うべきかについてはアドバイスをさせていただきます。

住宅診断(ホームインスペクション)でわかった不具合の原因を特定することはできますか?

原因を特定することがホームインスペクションの業務ではありません。ホームインスペクションは人間の体で例えると健康診断に該当します。不具合の原因を特定するためには、その部分を壊したり、より詳細な調査をしたりする二次診断・三次診断と言われるものが必要になってきます。ホームインスペクションによって原因が特定されることもありますがすべてを特定することはできません。

住宅診断(ホームインスペクション)の結果はいつわかりますか?

当日現地にて口頭で結果を報告させて頂きます。当事務所では、診断後5営業日以内に報告書を提出させていただいております。報告書で詳しく結果を把握し、売主に是正依頼が可能になります。

住宅診断(ホームインスペクション)で必要となる書類は何ですか?

最低、現地への案内図と平面図をご用意ください。いただく資料がすくないと住宅にかかわる情報をあらかじめ把握することができないため、正しい診断ができなくなる場合があります。できるだけ多くの資料を徴収してください。

3.注文住宅の場合

建築中のホームインスペクション(第三者検査)は、どうして必要なんですか?

建築中の第三者検査が必要となる理由が4つあります。それらを以下に説明いたします。

1.ハウスメーカーの検査体制が整っていない・・・建て主は、ハウスメーカーが各工程において自主検査をしながら工事を進めているものと考えていますが、実際、多くのハウスメーカーでは自主検査を実施していないという現実があります。品質は職人まかせになり、施工ミスや施工不良があるにもかかわらず、現場監督は気づかず放置してしまっていることが日常茶飯事です。どのハウスメーカーも現場監督の業務は、工程管理が主となってしまっていて、品質管理が二の次となっているのです。よってハウスメーカーにまかすことができないのです。

2.建築基準法の検査では不十分・・・建築基準法により、建物を新築するとき建築確認申請を提出し、中間検査と完了検査を受けなければいけません。これらの検査は、施工ミス、施工不良がないかを確認することはありません。確認申請どおりに、建物が敷地に配置されているか、間取りの変更はないかといった法規上の確認しかしていないのです。よって品質を考えた場合、建築基準法の検査では不十分なのです。

3.瑕疵保険の検査では不十分・・・新築で住宅を建てるとき、ハウスメーカーは10年間の瑕疵担保責任を負い、瑕疵保険加入のための現場検査に合格する必要があります。この現場検査は、保険加入の為のモラルハザードの検査なのです。よって検査時間は短く、施工ミス・施工不良を細かくチェックしてもらうことはまったく期待できません。営業マンから瑕疵保険検査(第三者検査)があるから大丈夫だという話があった場合、決して鵜呑みにしてはいけないのです。

4.施工不良がなくならないという現実・・・住宅リフォーム・紛争処理支援センターでは、住宅関連の相談業務などを行っていますが、新築住宅の不具合等の相談件数が年々増加していると聞きます。つまり、いくら国が制度設計しようが、ハウスメーカーが努力(していないところが多い)しようが、施工不良が無くならないという現実が住宅業界にはあるのです。よってエンドユーザーが自己防衛のための対策を講じる必要があるのです。

建築中のホームインスペクション(第三者検査)をすると何が変わりますか?

建築中に第三者検査が入ると、現場での緊張感が高まり品質向上に役立ちます。いつもの緊張感のない現場では、職人は適当な仕事をする可能性が高くなります。しかし第三者検査があることにより職人の品質に対する意識が向上するため施工精度が高くなる傾向があります。

建築中のホームインスペクション(第三者検査)は具体的にどんな方法で何をしますか?

建物各部を目視や触診といった方法で検査をします。目視等で検査できない床の傾斜、壁の倒れはレーザーレベルで測定し数値化します。また断熱検査では、目視だけではなく赤外線サーモグラフィを併用し断熱材の欠損の有無を見つけます。検査基準に適合している施工かどうか品質中心の検査をします。

検査時間はどれくらいかかりますか?また検査時間に制限はありますか?

検査する工程で時間は変わってきますが、通常1~2時間程度じっくり時間をかけ該当箇所の全数を検査します。特に検査時間の制限は設けてはいません。

ホームインスペクション(第三者検査)をしたいとハウスメーカーの営業マンに言ったら、そんなことする必要ないと言われましたが、やらなくてもいいですか?

よほど自社の施工に自信のある営業マンか、まったく自身のない営業マンかどちらかだと思います。いずれにせよ、営業マンがどうこう言ったとしても、あなたが第三者検査の必要性を感じているから検討されていると思います。営業マンの意見に惑わされず自分の意志で決めてください。

建築中のホームインスペクション(第三者検査)は、立会いが必要ですか?

お仕事などご都合もあるかと思いますので、立ち会って頂く必要はありません。ただし立ち会いが可能であればぜひ現場に足を運んでください。

建築中のホームインスペクション(第三者検査)は、ハウスメーカーの立会いは必要ですか?

スムーズな検査を実施するために、できれば立ち会っていただければと思います。当日、ご担当者さまに不具合箇所の指摘と是正依頼までいたします。立ち会いは必須ではありませんが、立ち会いがなくともご担当者様に電話やメールで不具合箇所の指摘と是正依頼までさせていただきますのでご安心ください。

ホームインスペクション(第三者検査)をすると保証してもらえますか?

保証に関してはハウスメーカーが10年間の瑕疵担保責任を負っていますので、瑕疵による被害があった場合、保険加入しているハウスメーカーが保証してくれます。ただし、検査対象内において見逃しが原因で発生した瑕疵の被害については、一定条件のもと保証し修繕させていただきます。

ホームインスペクション(第三者検査)をすることを、事前にハウスメーカーに言っておく必要はありますか?

予告なく第三者のホームインスペクターが検査をしはじめるとハウスメーカーは面を食らってしまいます。スムーズな検査業務を遂行するためには、あらかじめ第三者検査を入れる理由や経緯などを伝えてハウスメーカーに理解していただいた方がいいと思います。まずはハウスメーカーの許可をとってください。

いつまでに依頼したらいいですか?

工事着手前をおすすめします。工事着手前であれば事前の準備にも時間をかけることができますし、ハウスメーカーとのコミュニケーションも取りやすくなり円滑な検査業務が可能となります。もしすでに着工済であっても依頼を受けることはできます。現在の状況などをヒアリングしながらベストなサービスをご提案いたします。

公的な第三者検査が入ると聞いていますが、ホームインスペクション(第三者検査)との違いは何ですか?

公的な第三者機関とは、瑕疵保険の検査機関に該当すると思われますが、瑕疵保険の検査は、基礎配筋検査、上棟後構造検査の最低2回の検査となります。検査時間は検査員によりまちまちで、なんと20分程度なんてことも。保険加入のための検査であり、厳しい検査かどうか疑問が残ります。

一方、ホームインスペクション(第三者検査)は依頼者の意向で実施するもので、主要な工事タイミングにおいて、複数回の検査を実施する場合が多いです。瑕疵保険の検査とは違い、検査対象箇所の全数確認を実施するため、検査時間も2時間前後と長時間に及びます。施工不良、施工ミス、施工基準の間違いがないかを重点においた検査になります。

建築中にホームインスペクションを入れるとハウスメーカーは嫌がりませんか?

当然、嫌悪感を抱くに違いありません。それはハウスメーカー自身、あなたに信用されていないのかと疑心暗鬼になるためです。もし、ハウスメーカーが第三者検査に難色を示したとしたら、あなたはそのハウスメーカーに住宅建設をまかせてることはできますか?逆に「問題ありません。ぜひ検査会社を入れて私どもの工事をチェックしてください」と言われた方が信用できると思います。

近年、多くのハウスメーカーは第三者検査を受入れる場合が多くなってきています。しかし、中には難色を示すハウスメーカーもみえですので、「何故、第三者検査を入れたいのか」というあなたの“想い”をしっかり伝えておくことが重要です。

ホームインスペクション(第三者検査)でみつかった不具合箇所は自分でハウスメーカーに伝えなければなりませんか?

当事務所にて現場担当者に現地又はメール等でお伝えします。不具合箇所の是正依頼と是正後の確認までをさせていただくことを伝えます。

ホームインスペクション(第三者検査)で指摘していただいた不具合箇所の補修後についても確認していただけますか?

不具合箇所の補修後の確認は、ハウスメーカーの現場担当者に是正後の写真を提出していただき写真にて確認する形をとっています。現地での確認をご希望であれば別途請け賜わることは可能です。

ホームインスペクション(第三者検査)すれば、大丈夫ですか?

完璧な住宅が100%で建つかと聞かれるとそれは無理と言わざるを得ません。何故なら、スポット検査となるからです。工事期間中毎日検査することができればベストでしょうが、物理的に無理があります。ただし、主要な工程の第三者検査を行うことは他工程においても影響を及ぼすことが考えられ、第三者検査をやらないよりやった方が建物の品質向上に役立てることができます。

ハウスメーカーにまかせておけばホームインスペクション(第三者検査)は必要ないのではないですか?

ハウスメーカーの住宅建設で実際工事をしているのは下請け業者です。多くの現場では、品質管理は”下請け業者まかせ”になっており、ハウスメーカーによる品質管理が徹底されていません。品質を重要視しているハウスメーカーは一握りしかないことに驚かされます。よってハウスメーカーまかせにしておくことはリスクでしかないので、建築中に第三者の目を光らせる必要があると考えます。

ホームインスペクション(第三者検査)の日程の打ち合わせは、業者と直接やっていただけますか?

建築中のホームインスペクションは、日程調整が難しいことと、依頼者はどのタイミングで打ち合わせが必要かわからない場合があると思われます。よって当事務所では直接ハウスメーカーの現場担当者と打ち合わせを行わせていただいております。検査日が決定した場合は、速やかに依頼者に報告いたします。

ハウスメーカーから、ホームインスペクション(第三者検査)を断られましたが、どうすればよいですか?

もし契約前であれば、契約の条件として「第三者検査の許可」について特約条項を加えることをお勧めします。ハウスメーカーも契約(受注)が欲しいので契約の条件としておけばOKを出す可能性が高くなります。

契約後であると、非常に難しい問題です。まずはハウスメーカーにあなたの家づくりにおける“想い”を伝えることが重要です。ハウスメーカーとの交渉も必要となってくる場合があるかもしれませんが、全く聞き入れてくれない状況になった場合、契約を破棄することも視野に考えた方がいいかもしれません。あなたの“想い”が通じないハウスメーカーに、あなたの家づくりをまかすことは非常に危険です。



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